ビニールハウスでは自動制御システムが実用化されています。

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ITと農業

農業はIT技術によって大きな進化を遂げています。
野菜、果物、穀物を美味しく育てるためには、熟練の経験と知識が必要です。
たとえば気温や雨量によって水をあげる量を調整し、成長度合いによって追肥や薬物散布をしないといけません。
同じ地域でも農家によって味や収穫率に差が出るものですが、先進のセンサーを駆使した監視システムによって、素人でも熟練並の技術で農作物を育てられるように変わってきています。

 

日本の農業最新技術

 

ビニールハウスでは完全自動化が始まっている

ビニールハウス完全自動化

気温調整や水やりを全て手動で行うビニールハウスでは、毎日の観察、水やり、肥料やりに1日2~3時間ほどかかります。
農家にとっては大きな負担で、他の作業への影響や一度栽培を始めると休みを取れないデメリットがありました。

 

ビニールハウスでは、人の手で行う管理を全て自動で行うシステムが実用化されています。
センサーによる監視によって適切な対処をしてくれるので、収穫までの数ヶ月は一切の仕事をせずに機械任せでも収穫が可能になります。

 

自動化によって軽減された時間を、後継者の教育にまわし事業規模を拡大させることが可能だと期待されています。
さらに、人力による作業を機会が行えるようになり、インターネットを介して遠隔監視できれば遠方からビニールハウスを稼働することが可能です。
当サイト独自の推測ですが、ITによる自動化や人の技術力が不要になれば、ビニールハウス運営という新しい投資商品が誕生するかもしれません。
数ヶ月に1回、収穫と田植えさえすれば良い状況ができれば、サラリーマンや定年退職した人の仕事としての需要も期待できます。
さらに儲かるビジネスモデルが完成すれば、大手企業が農業の運営に参入するかもしれません。

 

自動化システムは初期費用がネックになり、地元の農家は簡単に手を出せないですし、人力で美味しく育てるノウハウを持っていたら、機械で育てるスマート農業に魅力を感じないでしょう。
結果的に自動化導入に消極的な地元農家の仕事を遠方の資金力がある個人や企業にどんどん仕事を奪われる懸念があります。

 

 

 

不作リスクの軽減で農家の安定性が向上

 

ベテラン農家でも、体力の衰えで広い農地の監視や作業をするのが苦痛に感じるものですし、地球温暖化の影響で過去に経験のない猛暑や雨不足によって不作になるケースはベテラン農家でもよくあります。
自動化や遠隔モニタリング、作業の自動化などIT技術で作業効率を高めれば不作リスクを軽減できます。
農業はハイリスク・ハイリターンの商売で、不作になると数千万円の損害が出ることもあります。
リスクが少なくなれば農家の収入が安定して、悲惨な状況を見て子供が企業に就職する後継者不足問題を解決できるかもしれません。

 

 

豊作ビンボーは増える?

 

農家は豊作だと儲かると思われがちですが、全国的に豊作だと供給量が増えて単価が下がってしまい、結果的に利益を少なくさせてしまうことがあります。
たとえば神奈川県の農家の場合、気候が似ていて同じ農作物を育てる千葉県とのライバル関係が強いとされています。
理想的な状況は、台風が神奈川を回避して千葉県を直撃する状況です。ライバルの地域が不作に終わると単価が高くなるのでバブル状態になるというものです。
ITでも台風の影響は回避できないですが、全国的に農家の技術が高まり不作が減っていけば単価が下がってしまう可能性があります。

 

IT化によって農家全体のレベルや品質が高まれば供給量の多すぎる作物も現れるでしょう。
そうなれば、ライバルの少ない違うカテゴリーを開拓し、手間の大きいブランドの農作物に切り替える対応を求められるようになります。