TPPの影響で国産の消滅危機が懸念されており、廃業に追い込まれる農家があるでしょう。

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TPPと農業

tppと農業の関係とは

TPPとは環太平洋パートナーシップ協定のことで、11カ国参加している加盟国の間で関税を撤廃するなど貿易の自由化を行おうとするものです。

すでに11カ国の署名まで終わっていて、一部で実行に移されている物もあります。
海外製品を今まで以上に安く買えるようになる一方で、農業などこれまで関税で守られていた物の国内消費衰退が懸念されています。
TPPの中で農業は非常に重要な役割を担っていて、日本が保護しようとする品目の詳細に注目が集まっています。

 

 

農業は物価、土地単価、人件費が安い国が有利になる

 

日本は世界の先進国のなかでも有数の人口密度を誇っている国です。
国全体の土地単価が高く、海外に比べて農家1軒あたりの規模は小さいです。
TPPによって自由化が行われれば、広大な土地を持ち物価と人件費の安い国の農作物が強くなります。

 

安くても味が劣れば国産の需要はキープできるでしょう。
1993年に起こった米騒動ではタイ米がスーパーに並びますが、国産米の供給が復活すると需要はなくなります。
国産米と味が明らかに異なっていて、「やっぱり国産じゃないとダメ」と感じた人は多かったです。

 

しかし昨今では日本のブランド米を海外(オーストラリアなど)で生産して日本へ輸出する需要が拡大しています。
日本の米と近くて、食べ比べたときにブランド米とは感じなくても、国産と言われれば信じてしまうレベルです。
米だけではなく日本のブランド品種が海外に持ち出されて生産されている食品は多数あります。
なかには輸出禁止されているものを無断で盗まれているケースもあります。
ベースの品種が日本であれば、味も同等です。それでいてTPPの影響で安くスーパーに並べば海外産を買う人が増えるでしょう。
保護される品目や、日本種ベースの海外産の有無と国産との味の違いによって変わってきますが、国産の消滅危機すら懸念されて廃業する農家が現れる可能性は非常に高いです。

 

 

 

TPPは国土にも影響を与える!?

 

日本がTPPの保護品目で最重要の考えているのがサトウキビです。
沖縄の主力産業になっていて、サトウキビ農家が中心の離島が多数あります。
もし、サトウキビがTPPによって海外製が安く流通したら、沖縄の離島農家は廃業してしまい、仕事を求めて島を出るでしょう。
仕事を失って無人島になれば尖閣諸島のように明らかに日本人が住んでいた記録が残されている島でも中国や韓国が自分の国だと主張する可能性があります。
離島保護の観点でもTPPは重要な問題です。日本だけ農家を保護するために保護品目を増やすのはTPPの意図に反します。
国産の流通量以外の問題も絡んでいるので、市場は大きいけど保護しきれない品目が少なからず出てくるでしょう。
実際に米は死守すべき品目とされていましたが、オーストラリア産に関しては年8400トンの無関税枠を設けることが決まり、既に国内で流通するなど日本が妥協する部分が多くなっています。